多汗症のボトックス治療(健康保険)
2025年06月01日多汗症の治療
これから暑い季節がやってきますが、脇汗のお悩みはありませんか?
・脇汗や臭いが気になり人前に出られない
・汗ジミで好きな服が着られない
・仕事に集中できない

1.原発性腋窩多汗症の健康保険治療
・多汗によって日常生活に支障が生じている
・週1回以上の頻度で多汗エピソードがみられる
・左右対称性に発汗がみられる
・25歳未満で発症した
・家族歴がある
・睡眠時は局所性の発汗がみられない
など、診断基準を満たせば「重度の原発性腋窩多汗症」という病名がついて、健康保険適応でボトックス注射を受けることができます。
2.ボトックス注射の効果
多汗症は…
・エクリン汗腺の働きが亢進して起こる
・エクリン汗腺は交感神経節の後ニューロンが支配
・アセチルコリンを神経伝達物質とする

ボツリヌス毒素製剤はアセチルコリンの放出を阻害し、神経から汗腺への情報伝達を遮断することで発汗を抑制します。効果は2~3日で出始め、通常4~9ヵ月持続とデータが出ています。(個人差があります。)

3.神戸山手クリニックの脇ボトックス治療
痛みが軽減されるよう細い針を使用し、時間をかけて注入します。
・前日にご自身で剃毛
・注射する部位は片側10~15か所
・ボトックス薬液に局所麻酔剤を併用
・最も細い針で34Gの皮内注射
4.費用(健康保険 )
ボトックス注射 約21,000円(3割負担)
初診料 健康保険 870円(3割負担)
再診料 健康保険 380円(3割負担)
監修
神戸山手クリニック
院長 津嘉山朝彦