Beauty Column美肌コラム

美肌コラム(ニキビ治療)の一覧

ニキビの原因について詳しく知る

2021年07月19日ニキビ治療

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ニキビの原因について
皮脂分泌が多くなって角栓が詰まるのがニキビの主な原因です。皮脂分泌が多くなる原因には下記のようなものがあります。

・産毛が濃い
毛が太いと皮脂腺も大きくなります。

・テストステロン(男性ホルモン)
女性も副腎や卵巣からテストステロンを分泌しています。男性ホルモンは皮脂分泌を活発にします。

・プロゲステロン(女性ホルモン)
卵巣から分泌され、排卵日以降に分泌量が多くなるプロゲステロンは分子構造が男性ホルモンに似ているため、皮脂分泌を多くします。生理前のニキビはプロゲステロンが影響しています。

・思春期
思春期には性ホルモンの分泌が活発になり、皮脂の分泌が多くなります。

・脂質、糖質の多い食事
消化され余った糖質は肝臓で脂質に変換され体内に貯蔵されます。

・ストレスや睡眠時間の乱れ
脳の視床下部は自律神経とホルモン分泌の調節を司る最高中枢ですが、ストレスで自律神経が乱れるとホルモン分泌(性ホルモン等)にまで影響します。

・ステロイド薬の使用
ステロイドの分子構造も男性ホルモンに似ているため、皮脂分泌を多くします。

この他、間違ったスキンケアや洗髪で、皮脂を洗い切れていなかったり擦り過ぎたりすると、刺激を受けた部分が炎症を起こし、ニキビが難治化することがあります。

マイクロ排膿で取り出したニキビの芯(コメド)

2018年09月24日ニキビ治療

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神戸山手クリニックで一番多く行なっている治療はにきびに対するマイクロ排膿です。
下記はマイクロ排膿で取り出したにきびの芯(コメド)の写真です。

  

毛穴から生えている産毛に沿って、こんなコメドが詰まっています。

毛穴への皮脂腺からの導管に詰まったコメドまで、全て取り出します。
こんな汚れが詰まったままレーザーを当てても薬を塗っても、なかなか綺麗な肌が戻りません。

コメドや膿を全て取り出してから、フォトRFやビタミンCトリートメント、フラクショナルレーザーなどを組み合わせて、皮脂の過剰な分泌を抑え、にきびによる色素沈着やにきび跡の治療を行います。

健康的で綺麗な明るい肌に戻ります。にきびでお困りの方、診察だけでも1度是非いらして、ご相談ください。(Dr.吉永)

ニキビが塗り薬や飲み薬で悪化して、痒みが出ていませんか?

2018年09月23日ニキビ治療

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当院はにきび治療に力を入れていますので、重症にきびの方もたくさん受診していただいてます。

その中でもよくいらっしゃるのが、「保険診療で抗生剤の飲み薬や塗り薬を処方されて使い続けるうちににきびがどんどんひどくなり、痒みがおさまらなくなりました。」と受診される患者さんです。

長い期間、同じ抗生剤を使い続けると耐性菌の問題もありますが、常在菌のバランスが崩れ、真菌(カビ)が繁殖して痒みが出る場合があります。

にきびに対して飲み薬の抗生剤を処方され、飲み続けた結果膣カンジダになったという患者さんもいらっしゃいます。

そういう場合は、当院では今まで使っていたお薬や化粧品を全てやめていただき、マイクロ排膿とビタミンCのイオン導入、スキンケアを提示させていただく事で経過をみます。

たったそれだけの事ですが、2回、3回とマイクロ排膿を受けられるうちに患者さんは痒みがおさまっていき、炎症を起こしていた肌もだんだんと赤みがひいていき、次のステップであるビタミンAの外用などに進めます。

院長は外科出身で、私は形成外科医ですが、体内に膿が溜まる『膿瘍』というものを形成してしまった場合、抗生剤だけの治療では効果がない事も多く、外科医はこの膿瘍から膿を出すために『切開排膿』という手術や処置を行います。

(大きい病院でフルタイムで働いていた頃は、この緊急の処置のため、夜中でもよく呼ばれて病院に向かいました。)

この処置できちんと膿を排出できると、患者さんの血液検査の炎症反応はみるみる下がり、全身状態もどんどん回復していきます。

重症にきびの患者さんは、膿瘍の深さの浅いものの呼び方である『膿疱』を形成している事が多いです。

院長の外科的な考えで、にきびと言えどもたまった膿を排出しないと治癒しないと考え、マイクロ排膿はうまれました。

膿がたまっているのに、塗り薬や飲み薬の抗生剤で経過をみても、熱を帯びて痒みが続き、色素沈着も残して、なかなか綺麗には治りませんよね。

デュアックやベピオ、ディフェリンもにきびの治療薬ですが、扱い方が難しく、痒みやヒリヒリ感でさらに悪化する方もおられますので、こちらのお薬のお話もまた後日書きますね。(Dr.吉永)

ニキビの外科的治療 ?マイクロ排膿?

2018年06月12日ニキビ治療

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神戸山手クリニックでは、開院当初からにきびの外科的治療にとりくんできました。

外科的な考えでは、体に膿が溜まるできものができた時、小さければ抗生剤での治療を行いますが、切開排膿という外科的処置が最も有効で治りが早いです。にきびも同じようなできものとして考え、マイクロ排膿ができました。面ぽう圧出という治療とまた違った手技で、違う器具を使っています。

1つ1つのにきびの内容物を全て取り出す事で、にきびの完治を目指しています。外科的治療につきものの痛みをやや伴います。ただ、患者さん皆さん、綺麗に治るために治療を継続され、痛みを理由に途中で治療を中断する方はおられません。それ程にきびに患者さんは悩んでこられ、1回1回の治療でだんだん治っていく事を実感していただいているのだと思います。

マイクロ排膿にフォトRFやビタミンCトリートメント、フラクセルなどを組み合わせると、皆さんとても健康的で透明感のある肌になっていきます。

ここで注目なのが、内服薬を使わず治療を行っていることです。患者さんは内服薬の副作用から、解放されます。抗生剤も、治らないにきびに長期間飲み続けると耐性菌の問題がありますし、ビタミンA内服薬は催奇形性の心配があります。

症例写真や、にきびの内容物の写真、患者様の声は神戸山手クリニックのHPニキビ・ニキビあとをご覧ください。

院長コラムにも症例写真を掲載させていただいています。(Dr.吉永)